キラーコピー！顧客の心を掴み行動を促す強い言葉の作り方

1つのフレーズの中に正反対の言葉を共存させることによって言葉を強くする方法である。
いくつか正反対の言葉をあげてみよう。

【例】
■「旨い」⇔「不味い」：誰もが不味いと敬遠する食材を旨い料理にする技術
■「金持ち」⇔「貧乏」：金持ち父さん貧乏父さん
■「男」⇔「女」：話を聞かない男、地図が読めない女
■「右」⇔「左」：右向け左！

マイナス面をあえて正直に語ることによって言葉を強くする方法である。

【例】
■このミカンはとっても酸っぱいです。だけど、ビタミンCが豊富に含まれています！
■ちょっと値段が高いかもしれません。しかし、その分ずっと長持ちします！

同じ言葉を繰り返すことによって言葉を強くする方法である。
とても簡単だが、とても効果が大きい。

【例】
■誰にも負けない！誰にも！
■咲いた咲いたチューリップの花が……
■安いよ！安いよ！！
■「LOVE　LOVE　LOVE」

希少性を伝えることによって言葉を強くする方法である。

【例】
■この金額で買えるのは当店だけ！
■残り3個だよ！
■閉店セール、明日まで！
■日本で製造しているのは当社だけ！

体の反応を言葉にすることによって感情を伝え言葉を強くする方法である。
少し恥ずかしいかもしれないが、思い切って作ってみよう！

【例】
■背筋が凍り付くような冷たい感覚に襲われた。
■あまりにも唖然としてしばらくの間唇が半開きのままだった。
■緊張のあまり掌に多量の汗をかき、心臓はバックンバックンと今にもオーバーヒートしそうであった。

伝えたい言葉の前に注意を惹く言葉を置くことによって言葉を強くする方法である。

【例】
■これだけは覚えって帰ってください！……
■あなただけにお教えします！……
■アレッ？
■ここだけの話ですが……

数字を入れることによって言葉を強くする方法である。

【例】
■10,000人のお客様から支持されています！
■9割の人が賛成です！
■誰よりも成果を上げて6時に帰る6つの仕事術！
■あなたの会社が90日で儲かる！
■10年ぶりの全面改訂！

複数の言葉を組み合わせて言葉を強くする方法である。

【例】
■「就職」「活動」：就活
■「肉食」「女子」：肉食女子
■「宇宙」「兄弟」：宇宙兄弟

どうなるのかその効果をイメージさせることで言葉を強くする方法である。

【例】
■結果にコミットする！
■香りの点滴！アロマテラピー
■おもちゃのドクター！

具体的な日付や時間を入れることにより緊張感を与え言葉を強くする方法である。

【例】
■朝7時30分発売開始！
■12月31日午後9時をもって申し込み終了とします！

一番であることを強調することで言葉を強くする方法である。

【例】
■サッポロ一番
■お菓子のチャンピオン
■キング・カズ
■クオリティ・ファースト

いくら一生懸命に説明しても伝わらなければ何にもならない。
しかし、効果的に伝えるにはそのための方法がある。

ここで説明した手法はどれも難しいことではない。少しの工夫でこれまでとは比べられないほどの成果を上げることができるだろう。

是非、参考にしてみて欲しい。


【参考】
■「伝え方が9割�A」佐々木圭一著（ダイヤモンド社）
■「バカ売れキラーコピー」中山マコト著（中経出版）