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2015.12.1

運を引き寄せるために多くの成功者が実践するポジティブ思考

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プロフェッショナルは日々研鑽を積む。いざという場面で最高の結果を出すために、スキルに磨きをかける。

だが、僅差の勝負になったとき、実力だけではどうにもならないこともある。持てる力を全て発揮しても結果がどうなるかわからない。
それを「時の運」と表現する人もいる。

このような状況に備えるために、プロフェッショナルは運を引き寄せることができるような思考を身に着け行動している。

ここでは、プロフェッショナルのポジティブ思考をいくつか紹介する。

1. 成功の前には必ずピンチがやって来る
2. 運は貯められる
3. イメージしたことが結果になる
4. チャンスは目の前にある
5. 瀬戸際い強くなる
6. まとめ

1. 成功の前には必ずピンチがやって来る

私たちは人生の中で数々のピンチに遭遇する。ピンチは、苦しかったり、辛かったり、悲しかったりする。また、焦ってばかりいて何の改善もみられない日々が続くこともある。  

しかし、これまでのピンチを思い返してみて欲しい。ふと気が付くとピンチは去っている。そして、以前とは異なるステージに立っている自分を発見する。  

意識しないとわからない場合もあるが、明らかに違う自分が存在する。精神的にも少しタフになり、顔つきもちょっと落ち着いたような精悍さを滲ませている。それを「成長」と言う人もいるかもしれない。  

確かにピンチに遭遇しないにこしたことはない。しかし、ピンチの後には成功が待っていると考えてみたらどうだろうか。人生においてピンチは必ずやって来る。しかし、そのピンチは必ず成功の前にやって来るのである。ピンチがやって来るということは、もうすぐ成功するという知らせそのものである。  

どうだろうか?ピンチがやって来て欲しいと思うようになってきたのではないか?  

では、なぜ、成功の前にピンチはやって来るのだろうか?  
それは、成功という次のステージにステップアップしてもよいかどうか神様が見極めようとしているに違いない。  

新しいステージは、これまでのステージよりも少し難易度が上がる。誰にでも立つ可能性はあるが、立てるだけの素養を身に着けていないと立つことはできない。また、難易度の高いステージに立つ準備ができないまま新しいステージに身を置くと、逆に苦しくなる。  

そのため、神様は、少し難易度の高い成功という新しいステージに立つ資格があるかどうかを試すためにピンチを用意して、あなたがどのように対処するのか見ているのである。  

人によっては、神様から与えられたこれらのピンチに耐えられず、以前のステージに戻ってしまうこともある。その結果、その人は「成功」という新しい世界には行けない。  
あと少し、もうちょっとだけ頑張って、ピンチを乗り越えた人に、神様は新しい世界をプレゼントするのである。    

私たちは、ピンチと成功を繰り返して生きている。この繰り返しを人生の中で何回経験するかは人によって様々である。また、そのバリエーションも千差万別だ。  

ただ、一つ言えることは、ピンチと成功を繰り返していくことで、人生が充実したものになるということである。    

今現在、目の前にあるピンチに苦しんでいる人もたくさんいるだろう。いつ切り抜けることができるかわからず辛い思いをしていると思う。でも、あと少しである。

もうちょっとだけ踏ん張ろう!

【ポイント】
「ピンチは、もうすぐ成功するという知らせである」

2. 運は貯められる

「運」を貯金することができることをご存知だろうか?
何を言っているんだと叱責を受けそうだが、運は貯めることができる。  

例えば、階段を下りて駅のホームに着いた時に、丁度、電車が発車して乗りそびれてしまうことがある。あとちょっとの差だった。運がなかったと思うことだろう。しかし、この不運は運を貯金したと理解すべきである。  

例えば、車を運転していて、信号のたびに赤信号で停車する。きっとついていないと思うことだろう。これも運を貯めたと理解しよう。  

一生懸命に勉強した。模擬試験でも優秀な結果を出した。しかし、どういうわけか本番の試験では力を発揮することができず不合格となった。とても悔しい思いをした。これも運の貯金である。  

あなたは、たくさんの運を貯めた。腹が立ったり、悔しかったり、悲しかったりすることがあったことだろう。しかし、この貯まった運を使う時が必ずやって来る。これまでの不運を忘れてしまうようなラッキーに巡り合う時が絶対にある。
その時まで、たくさんの運を貯めておこう。  

小出しに運を使うのは止めよう。貯めて貯めて、いざという時にばっと使うのである。    

ある意味、不運はポイントのようなものである。運を貯めて、貯まった運をポイント数に応じて幸運と交換するのである。  

どうだろう?不運なこともなんだかいいかもしれないと思えるようになってきたのではないだろうか?  

ラッキーなことがあったら、あなたの運のポイントは減ることになる。使ったラッキーの程度に基づいて、ポイントを消費したことになる。すると、また、色々な不運なことが起こり始める。そうしたら、また、運を貯めよう。    

生きていると様々なことがある。上手くいかない日もあるだろう。
でも、腐ることなく「また、運がたまったな」と思うことで、色々な展開が起こっていく。

あなたは、どれだけ運のポイントを貯められるだろうか?

【ポイント】  
「嫌なことがあったら運が貯まったと考えよう」

3. イメージしたことが結果になる

どうも上手くいかないことがある。
頑張っているが、何となく不安で失敗しそうな感じがする。そして恐る恐るやってみると案の定失敗する。  
まるで最初から失敗するのが分かっていたかのように、失敗という結果に吸い込まれていく。

どうしてだろうか?  

よし、今日はいい感じだ、何となく順調だということがある。そういう日はいつもより少し積極的に行動する。いいことがありそうだと特に根拠もなく思うことがある。するとやはりいいことがある。いつもはやらないことにチャレンジしても、上手くいったりする。

どうしてだろうか?  

私たちは、知らず知らずのうちに、行動の結果を予想している。そして、面白いことに予想は的中する。良い結果を予想すればよい結果になるし、悪い結果を予想すれば悪い結果が待っている。  

そうである!
私たちがイメージしたことが、結果に繋がるのだ。    

では、私たちはどうすればよいのだろうか?  

いつも良い結果を予想するトレーニングをすればいい。
スポーツ選手は、イメージトレーニングを取り入れている。オリンピックのようなハイレベルな戦いでは、イメージトレーニングが結果を大きく左右すると言われている。  

私たちは、スポーツ選手のような、ぎりぎりのところでいつも勝負しているわけではない。しかし、イメージトレーニングを生活の中に取り入れるとその効果は絶大であることに気が付くことだろう。  

試験を受けるなら合格のイメージを持つ訓練をしよう。
営業に出かけるなら、成約したイメージを持とう。
プレゼンを行うなら、聴衆が熱心にあなたの話に耳を傾けている状況をイメージしよう。

このように、良い結果をイメージするトレーニングが、実際によい結果を生み出すのだ。
ある意味、マインドコントロールである。

【ポイント】  
「いつも良い結果をイメージしよう」

4. チャンスは目の前にある

私たちはいつもチャンスを探している。どこにあるかわからないチャンスを探している。しかしなかなか見つからない。いったいチャンスは何処にあるのだろうか?  

友人が、チャンスをつかんだ。羨ましいかぎりである。しかし、自分にチャンスがやって来る気配は一向にない。  

そこで発想を変えてみよう。  

チャンスは探したり、やって来るのを待つものではない。
そこにあるチャンスに気づくことである。

あなたの目の前にチャンスはある。しかし、あなたは、いつもそのチャンスに気づかず見逃しているに過ぎない。  

チャンスをつかんだ友人も、チャンスを探していたわけではない。目の前にあったものが、チャンスだということに気が付いたからこそ、チャンスをつかむことができたのだ。  

それでは、どうしたら目の前のチャンスに気が付くことができるのだろうか?  

まず第一に、目の前は、チャンスで溢れかえっていると思うことである。そもそもチャンスがあるかどうか半信半疑でいてもチャンスに気づくわけがない。自分を取り囲む環境の中に、チャンスは絶対にあるということを強く信じることである。
そして、チャンスはあるがそれに気が付かないのは、自分に何か原因があることをしっかりと認識するべきである。  

チャンスは溢れていることがわかったので、次は、それがチャンスだと見極めることができるようにならなければならない。    

第二にすべきことは、あなたの固定観念を捨てさることである。  
いつもとは違うことをやってみよう。今まで行ったことのないところに行ってみよう。これまで読んだことのないジャンルの本を読んでみよう。  
そして、今まで当然と思っていたことが本当なのか検討してみよう。目の前にあることについて、違う角度から眺めてみよう。  
すると不思議なことに、今まで見えていたものが違うもののように思えてくる。    

第三にすべきことは、興味を持ったことをやってみることである。  
興味とまでとはいかなくとも、何となく違和感を感じた程度のことでも構わない。勘が働いたということでもいい。
とにかく、自分の感性を刺激したものがあればそれに近づいてみることだ。

【ポイント】  
「目の前にあるチャンスに気付こう」

5. 瀬戸際に強くなる

今、二人の高校生がいる。二人は同じように勉強してきた。成績もだいたい同じぐらいだ。大学入試の模擬試験を受けても二人とも合格圏に入っていた。いざ、大学受験をしたところ、一人は合格し、一人は不合格だった。  

オリンピックの二人のマラソン選手が、デッドヒートを繰り広げ、スタジアムに入ってきた。グラウンドの最後の直線で競り合った末、一方が金メダルを獲得した。  

経営が厳しい会社がある。このプレゼンを何とか成功させ受注を獲得しなければ会社は潰れてしまう。多くの従業員が路頭に迷うことになる。しかし、強力なライバル会社がいて、状況は極めて不利だ。
しかし、社長の起死回生のプレゼンが功を奏し、見事に新規受注を獲得することができた。見事、会社を復活させることに成功した。  

いくつかの例をあげたが、世の中には、ぎりぎりのところ、大事なところで力を発揮できる人と発揮できない人がいる。  

どうしたら、瀬戸際に強くなることができるのだろうか?
 
瀬戸際に強い人の共通点として、「決して諦めない」とうことが言える。
ぎりぎりのところは、正直とても苦しい。そこからリタイヤしてしまえば、どんなに楽なことだろうかという誘惑が付きまとう。しかし、瀬戸際に強い人は歯を食いしばって必死に耐え、最後まで諦めず全力を出し尽くす。

もう一つの共通点として、「強く自分を信じている」ということが言える。自分は、絶対に合格する、絶対に金メダルを採る、絶対に受注を獲得する、それが自分には必ずできると強く信じている。  

人は、苦しい環境に身を置くと成長する。
瀬戸際とは、最も自分が成長できる場所とも言える。
最後まで諦めず自分を信じて頑張り続けることで、とても大事なものを得ることができる。

それは、瀬戸際を見事に切り抜けることでしか得られないものかもしれない。

【ポイント】  
「最後まで諦めず自分を信じて頑張ろう。」

6. まとめ

運を引き寄せるために必要なポジティブ思考として5つの話をした。

■成功の前には必ずピンチがやって来る
■運は貯められる
■イメージしたことが結果になる
■チャンスは目の前にある
■瀬戸際に強くなる

是非、プロフェッショナルのあなたの参考にして欲しい。



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