幸運を掴む！最高の場面で勝敗を分けるプロの必勝思考法

失敗すると誰もが落ち込む。
言わなくていいことを言って友達に嫌われたり、取引先の部長に無礼なことをして取引が解約されたり、色々な失敗がある。

そんな時、あなたはどうするだろうか？ 　

いつまでも悔やんで、新たな失敗をしていないだろうか？
酒で忘れようとして、飲みすぎていないだろうか？
他人に愚痴を聞いてもらうのもいいが、今度はその人を怒らせていないだろうか？ 　 　

まず、やるべきことは、やってしまった失敗について取り返しがつくかどうかを見極めることである。これが一番大事なことだ。
そして、もしリカバリーできるのであれば、全力で対処しよう。もう、これ以上何もできないと思われるまで、失敗を挽回するありとあらゆることを実施する。 　

一方、もう何をしても取り返しがつかないのであれば、すっぱりと、どうにもならないということを自分に言い聞かせよう。 　
悔やんでも、愚痴っても、酒を飲んでも、もうどうにも変わりはしない。それを徹底的に自分にわからせよう。
そうすると、急に気分が晴れてくる。 　

「そうか、もうどうにもならないんだ」とわかると、しょうがないと諦めがつく。
そして、「じゃあ、今度は違うことで頑張ろう」と新たな目標を探そう。

失敗は取り返しがつかない。だから失敗した事実は忘れ、他で挽回するしかないわけだ。ただし、失敗の事実を忘れるといっても、同じ失敗を繰り返さないように学習しておかなければならない。 　

要するに、失敗したら、素早く気持ちの切り替えをするということだ。

【ポイント】 　
「取り返しがつかないことは諦めよう」

何でも上手くいく調子がいい時と、何をやってもダメな調子が悪い時がある。ごくごく普通にある。そんな時どうするだろうか？ 　

調子がいい時は、ラッキーと思って、いい気分で一日が流れる。逆に調子が悪い時は、本当に一日が長く、辛く感じる。 　

生きていると、運の流れというものがある。運のいい流れ、悪い流れがあるということだ。これは非常に大事なことである。

運がいい流れの時には、積極的に物事に取り組むことによって、良い結果を生むことが多々ある。しかし、運がいい流れの時に、消極的になったり、些細なミスをすることによって、運のいい流れが途絶えて、悪い流れに変わってしまう。 　

運が悪い流れの時は、やることなすこと全て裏目に出てしまう。もう、何もしないでおとなしく家に閉じこもっていたいほどだ。
このような時には、ひたすら耐えるしかない。少しでも被害を小さくして、悪い流れが変わることをひたする待つ。いくらもがいても、悪い流れが益々悪くなって取り返しがつかなくなるだけだ。 　

麻雀をやったことがある人ならわかると思うが、やることなすこと当たる流れの時と、何をやっても裏目にでる流れの時がある。流れの悪い時には、いかに失点を最小に抑えるかがポイントだ。そして淡々と流れが変わるのを待ち、いい流れがきたら勝負に出る。 　 　

人生にも、運の流れがある。その流れをしっかりと見極めることが幸運を引き寄せる。悪い運の流れの時に幸運は見つからない。じっと我慢しながら、力を蓄えよう。勉強するもよし、本を読むもよし、いい機会なので、自分を磨こう。
ただし、運の流れは悪いのである意味守りに徹する感覚を忘れてはならない。 　

そして、一度運の流れがよくなれば、積極的に行動しよう。ここで躊躇したら、流れがまた悪い方向に戻ってしまう。チャンスを逃さないように、守りながらじっと状況を伺う。 　

このように運の流れを見極めて適切に対処できるかどうかは、人生に極めて大きな影響を与えることになる。くれぐれも誤った対応をしないように留意して欲しい。

【ポイント】 　
「よい運の流れを見極めて上手に乗っていこう」

会うたびに言うことが変わる人がいる。確か以前には全く逆のことを言っていたような気がするのに…そう思うことがある。 　

人は、本人の努力次第でいつまでも成長することができる。自分に自分だけのルールを課し、より高いところに登っていくことができる。その過程で色々なことを学び、以前の振る舞いを反省することもある。

成長によって気づきがあり、よりバージョンアップした解釈による言動をもたらすことがあるのだろう。 　

しかし、単純に言うことがころころ変わるのはいただけない。
その場限りの自分に都合のよいことを言っているだけだったり、何の熟慮もない発言だったりするため、時間が経つと自分の言ったことを忘れてしまう。 　

人間は、いつまでたっても未完成で、未熟である。しかし、経験を積み、学習をして自分の軸となるものを形成する。この軸が、しっかりと根を張って大きな幹へと成長していくわけだ。

その過程で、この軸はブレてはいけない。木は大きくなり枝葉は伸びていくが、軸はしっかりとしていなければならない。 　

自分にとっての大事なこと、主張、こだわり、こういったものを形成していくことがとても大切である。

自分の軸をしっかりと持つ。
軸がふらふらとしていては、決して大きく成長していくことはできない。

【ポイント】 　
「自分の軸をもとう」

人間の記憶というものはいいような悪いような不思議なものである。覚えていたいことを忘れたり、忘れてしまいたいことをいつまでも覚えている。ある意味不便なものだ。 　

人にしてあげたことは忘れるべきだろう。いつまでも覚えていて、恩着せがましくかつてしてあげたことを蒸し返すような人がいるが迷惑な話である。

逆に人から受けた恩はいつまでも感謝するべきだろう。今すぐではなくともどこかの機会で、その恩に報いよう。決して忘れてはならない。 　

人から受けた恨みをいつまでも覚えている人がいる。いつか仕返しをしようと虎視眈々と狙っている。この恨みの思いが、非常に強い原動力となっているのだ。
しかし、いくらこのような負のエネルギーを蓄積しても、残念ながら幸運には繋がらない。幸運を掴むためには、恨みは忘れるべきだろう。 　

人生の中で感じた喜びはしっかりと胸に刻もう。様々な段階で、数々の喜びに巡り合えたことはその人の人生をとても豊かにしたはずだ。記憶のアルバムとして保存し、時々めくってみることで、幸運を実感することだろう。 　

あなたの記憶には、何が蓄積されているだろうか？
喜怒哀楽色々あると思う。
思い出して幸せを感じることは何だろうか？
記憶の棚卸をしてみてはどうか？ 　

そして、幸運を感じた記憶を振り返り、何があなたを幸運にさせるのか考えてみよう。
幸運を感じる記憶を増やしていくことが、幸運になるヒントである。 　

あなたが人生の最後に、何を思い出すのか？
とても楽しみだ。

【ポイント】 　
「思い出したくなる記憶を刻んでいこう」

子供は、やりたいことがあるととにかくやろうとする。理由はやりたいからだ。すごく明快である。一方、大人は、やりたいことがあっても、やれない理由を探そうとする。仕事が忙しいから、お金がかかるから、など、色々な理由を見つけては、自分がやりたいけどやれないことを正当化しようとする。 　

いつからそんなに腰が重くなってしまったのだろうか？ 　

どうしてそんなことに夢中になるのか大人には理解できないことを、子供はやりたいと思ったら楽しそうにやってしまう。
大人のあなたも、やりたいと思ったことをすぐにやってみてはどうだろうか？ 　

チャンスは目の前にある。しかしあなたはなかなか気づかない。気付いても理由をつけて動こうとしない。これでは、チャンスは、他人のところへ行ってしまう。 　

幸運を引き寄せる人は、いつも積極的に行動する。行動することで、失敗することもある。しかし、また動く。行動することが幸運につながることを無意識のうちに知っているからだ。 　

いつもより一歩踏み込んでみてはどうだろうか？
いきなり行動しようと言われても腰の重いあなたは、中々動かないだろう。だから、まずは、ちょっとだけいつもより前に出てみよう。そして、少しずつでいいからその回数を増やしていこう。 　

どうだろうか？
これならできるのではないだろうか？ 　

あなたが一歩踏み出すことによって、あなたを取り巻く環境は、これまでと違った動きを始める。そして、巡り巡って、これまでとは異なる作用をあなたに運んでくる。あなたの一歩が、この作用反作用の関係をどんどん活性化させていく。

どうだろう？
わくわくしてくるのではないか？ 　

口で色々言っても行動に移さない人は、幸運の女神にあまり好かれない。興味を持って行動している人は、輝いていて、幸運の女神の目に留まりやすい。 　

「言うこと」は簡単だが、「行動すること」は難しいのだ。
幸運の女神はそのことをよくわかっているので、行動する人を少しひいきする。 　

人生は長いようで、あっという間に過ぎ去ってしまう。
躊躇している時間はない。あなたも、どんどん行動して、人生を充実させていこう。 　

きっと、あなたは幸運を引き寄せることができるだろう。

【ポイント】 　
「躊躇している時間はない」

幸運を掴む！
ということで、５つの話をした。

■失敗への処方箋
■運の流れを見極める
■ブレない！
■忘れること覚えていること
■行動する人が幸せになる

何らかのヒントになれば嬉しい。